映画「若女将は小学生!」を観た

良い映画でした。この映画を観ようと思ったのは冒頭の交通事故シーンの凄さからです。本当に凄いんですよね。トラックが右から飛び足してくるんですけど、そのスピード感、躍動感みたいなのが凄くてマジで体をすこし仰け反ってしまうくらいでした。

全体のアニメのクオリティも高かったです。歩く、座る、走るとか人間の動作が滑らかでキレイでした。僕はアニメを観るときこういうところが丁寧なアニメが好きなんですよね。あと食事もよく登場しました、でも宮崎駿の食事シーンと比べるとあまり美味しそうには見えなかったですね。

ストーリーも良かったです。幽霊の友達、それぞれ癖のあるお客さんたちの登場、ライバル関係の友達と認めあえるようになるとか、おっこが成長していくのが面白かったです。終盤、おっこは幽霊がだんだん見えなくなっていくんですが、これっておっこの成長と比例してたんですかね?魔女の宅急便のジジっぼさを感じました。両親が亡くなってからのおっこは幽霊の友達とか夢の中で両親に会って、本当はまだ両親が死んでないような気がすると思っていたけれど、あの事故の相手のお客さんに出会って現実と向き合わざるを得なくなり、すべてを受け入れた。展開はこんな感じだと思うんですけど、幽霊が見えにくくなるっていうのがなぜなのか僕にはわからなかったです。

音楽も良かったですね。エンディングとメインテーマみたいな曲が好きでした。

とにかく凄く良い映画でした。何より絵が生き生きと動いていてこれがこれこそがアニメだよなぁと思わされるような作品でした。

ただやっぱり思ったのが、この映画の監督はジブリで働いてた人なのでどうしても比較してしまうんですが、宮崎駿は凄い人だったんだなぁと思いました。宮崎さんの作品に比べるとストーリーと食事シーンが劣っていると感じました。何故なのかは分からないんですけど…